平田美幸さんの水泳教室 Vol.2
2025年7月6日 16時41分5日(金)は、第2回目となる平田美幸さんの水泳教室でした。
子供たちのアップの様子を見ながら、最初から明るく子供たちに声をかけてくださる美幸さん。
「鼻から息出している?」
前回教えた子に声をかけています。
「手を重ねる。」
今回が初めての子がだれかちゃんと分かっていて、その子には前回の指導内容を短く伝えています。
「あれ? この子、速くなってないですか?」
「すごい! よくわかりましたね。そうなんです!!」
私は答えました。
「びっくりしたよ!」
前回の泳ぎよりも格段になっている女の子を見付けて、しっかりと直接声を掛けて笑顔で褒める美幸さん。
過去の泳ぎも全てインプットされているのがすごい!!
しかも、ゴーグルしてキャップをかぶって、ろくに顔も見えていない状態での記憶。
さすが、第一線でやってきた方だと思いました。
■アップが終わって、子供たちが集められました。
「みんな上手になっていて、いいと思います!
でも、ちょっとみんなできてないなっていうところがありますから、クロールの復習をやっていきたいと思います。」
「まず、顔を付けているときどうするんでした?」
「ん~~~。」
子供たちは鼻から息を出すしぐさをしました。
「そう! 鼻から『ん~』って出します。」
そういって、美幸さんが見せてくれたのは、鼻から息を出している写真でした。
「実はこれ、人間だけじゃなくて……。」
そこで見せてくれたのは、白くまが鼻から息を吐いている写真でした。
そんなわけで、資料を見せながら、クロールのポイントを短く復習してくださいました。
「耳を腕に付けて、できるだけ水面をすべっていく。そうすると抵抗がなくなるので、より楽に速く泳げます。」
ちゃんと、理由も付けての短い説明でした。
① ん~パッ(鼻から息を出す)
② 腕まくらする
③ 前でそろえる
これ、絶対に忘れちゃいけない3つのポイントですね。
このあと、クロール以外の泳ぎに挑戦したい子たちをその都度集めて、基本を教えてくださいました。
■背泳ぎ
「横、横! 後ろじゃないよ。少し肘を曲げて、掌を下に向ける。」
「横で押す。」
「手を上げるときは、少し体の内側を上げてください。」
「手を上げるときは体の内側」なんて、予想もしなかった動きです。
美幸さんによると、そういう意識でやる方がちょうどいい具合のところを腕が通るのだそうです。
■平泳ぎ
「ここまでかいちゃダメです。」
「伸びるポジションは、ここ。(手は)重ならなくていい。両手を開いたぐらいでいい。」
平泳ぎは、けのびのときとは違って、手が重ならないのだそうです。
「開く、閉じる。横に開く。」
「親指で水を押さえながら、閉じる。」
「開いて、寄せて、伸びる。」
「閉じるときに脚を寄せて、伸びる。」
「ここで1秒くらい止まる。そしたら勝手に進むから、伸びを感じて、また開いて……。」
珠玉の言葉が満載です!!
ここだけで1つレポートが書けそうなくらいです。
■バタフライ
「(手を)上げて、ここから体の下」
「掌、下向けて! 押す、押す、押す……」
「次、上に上げちゃダメで、横! 横を帰ってくる。そのイメージ。」
「呼吸したら潜るんじゃなくて、前、前、前」
この後、キックと腕のタイミングを2パターン教えてくださいました。
■クロール修業中の子供たちへの指導